【レッチェ(イタリア南部)藤好陽太郎】08年の新興・途上国の1次エネルギー消費量が、経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国を初めて追い抜いたことが国際石油資本(メジャー)、英BPの調査で、12日明らかになった。景気後退を背景に先進国のエネルギー消費は減ったが、中国やインドなどで大幅に増えており、エネルギー問題での新興・途上国の存在感が強まっている。
1次エネルギーは原油や石炭、天然ガス、原子力などの総計。08年の世界の消費量は112億9490万トン(石油換算)で、前年比1.4%増。うち、OECD加盟国は1.3%減の55億840万トンで、全消費量に占める割合は48.7%と5割を下回った。98年はOECD加盟国が58.1%を占めていた。
これに対して、OECDに加盟しない新興・途上国の消費量は4.5%増。中国が7.2%増、インドが5.6%増と大幅に伸びた。特に石炭は、世界の消費の4割超を占める中国で前年比6.8%も伸び、「新興・途上国のエネルギー消費量を押し上げた」(英系銀行)とみられる。
一方、国際エネルギー機関(IEA)は6月の石油市場月報で、09年の世界の石油需要を日量8333万バレルとし、前月予測に比べ12万バレル上方修正した。上方修正は昨年8月以来10カ月ぶりだが、08年比では2.9%減となる見通しで、IEAは「必ずしも景気回復の始まりを意味するわけではない」とした。
セルティックの日本代表MF中村俊輔(30)の横浜復帰が決定的となり、6月21日の浦和戦(日産ス)が復帰初戦となる可能性が高くなった。横浜の斎藤正治社長(59)が19日、中村の代理人を務めるロベルト佃氏に対して16日に獲得の意思を伝えていたことを明かした。今後、条件面の交渉を行うことになるが、中村自身が横浜復帰を熱望しており、合意は時間の問題。6・21浦和戦で7年ぶりの「横浜・俊輔」がお披露目されることになりそうだ。
資金難からなかなか前に進まなかった横浜の中村獲得問題が、ようやく動いた。斎藤社長は16日に中村の代理人を務めるロベルト佃氏に電話をかけて獲得意思を伝えたことを認め、こう続けた。
「ぜひ、われわれの誠意を受け止めてもらって、帰って来てくれることを信じています」
年俸、契約年数など条件提示は一切なし。何が誠意なのかは難しいところだが「やっと会社としての方針を固めました」との言葉で、横浜なりの熱意と誠意を代理人に伝えたという。
中村は97年に横浜入りし、02年にセリエAのレジーナへ移籍。05年からプレーするセルティックでもエースに君臨している。横浜は昨年末にも復帰を打診したが、当時5億円とも言われる移籍金がネックとなり、破談。だが、今回はセルティックとの契約が満了するため、移籍金がかからない。あとは今季セルティックで推定2億円の年俸をどう捻出するかが焦点だったが、今オフに田中隼(名古屋)や大島(新潟)ら高年俸選手を大量放出。斎藤社長は「人件費をうまくコントロールしながら、企業体質をスリムにした」と胸を張った。
中村はセルティックでのリーグ戦を1試合(24日、ハーツ戦)残しており、26日の帰国後は日本代表への合流を控える。そのため、契約の成立は6月までズレ込む可能性が高いが、中村自身が横浜への7年ぶり復帰を望んでいるため交渉は順調に進むとみられる。セルティックの練習がオフだった19日、中村は「話は代理人からは聞いていない。今はリーグ戦だけに集中している。シーズンが終わってから、代理人と方向性について話し合う」と答えるにとどめた。
背番号は横浜の新人時代につけ、現在セルティックでも背負う25番が有力だ。すでに横浜サイドは中村の復帰戦をリーグ中断明けとなる6月21日の浦和戦とする方向で調整に着手。トリコロールのユニホームを身にまとう中村の姿が、浦和戦という最高のカードで見られそうだ。
国土交通省海事局に23日入った連絡によると、アフリカ・ソマリア沖の海域でケニア・モンバサ港に向けて航行していた、日本関係の自動車運搬船が海賊とみられる小型船2隻に銃撃された。船の乗組員にけがなどはなかったという。今年に入り、日本関係の船が海賊に襲われるのは初めて。
国交省によると、襲撃されたのは22日午後10時ごろ(日本時間)で、操だ室の窓ガラスや天井などに数発被弾したという。自動車運搬船はジグザグ航行するなどして逃げ、
小型船の追跡を振り切った。